2014年12月8日月曜日

勝手にスラム奏法について語る回

(以下Twitterのコピーです…)

僕にスラム奏法語らせたら何様だって思うくらいうるさいと思います

うるさいというのもちゃんと理由あるんですよ!

みんな押尾さんのネイルアタックは熱心にどこをどういうふうに弾いたらとか突き詰める人多いと思うんですけど、それって押尾さん本人からしたらもちろん嬉しい事ですよね?

編み出した本人の意思を汲み取ろうとしてるわけですから。

だから僕はpetteriのこれがスラム奏法だ!っていうのを一生懸命汲み取ってるつもりなわけであります。

それがリスペクトする上で礼儀とすら思ってます。

だから、軽めのパームと指板ペチペチをスラム奏法だといって弾くのであれば、僕としては腑に落ちないところがあります。

スラム(引っ叩く)奏法なわけであって、もうギターが壊れるんじゃないかなと思うくらい叩いて出した時の音こそスラム奏法のいいところなんだと思ってます。

ね、うるさいでしょ? 弾けばわかると思いますけど、スネアの時に別に全部の弦をミュートしてるわけじゃないんですね実は。

ベース音を鳴らし続けられるような場所(指板)を叩いたり、ちゃんと工夫してある奏法なんです。

そして弾いて衝撃だったのは左手のゴーストノートは薬指と中指で別で鳴らしてるという事。

これで右手親指と合わせて3連が簡単に出来るようになる。

そしてウッテンから得た右手親指でもアップダウンで2連が可能。

アコギで出すゴーストノートの音は可能性は無限大になったんです。

何が言いたいかっていうと、押尾さん好きには本当に申し訳ないけど、あれはスラム奏法じゃないです。

僕みたいな分際でなにほざいてんだって思うかもしれないですけど。

あ、押尾さん好きですよ。ちなみにオーロラと黄昏は永遠の名曲だと思ってます。

で、僕が一番がっかりしたのが、翼の押尾さんでのスラム版。

メロディーが聞こえなくなってサビが台無しになってると、僕は思ってしまったんです。

あれはネイルアタックで弾くから煌びやかさと繊細さを交えた曲だと感じていたのだけれど。

スラム奏法も突き詰めると細かな特徴があって、場合場合によって使い分けるから、単にドン、タッ、と叩くだけだとうまくいかないんですね。

とくにメロディーが表に入っている場合は。

だから弾き方は曲のメロディーのリズムにすごく依存するんです。

スネアの時に1弦のメロディーは弾けませんよね? 

そこでスラム奏法の良さでもある、親指のスネアという使い分けです。

簡単に言えばボディヒットですけどね。

パームの音もなるべく本物のドラムで出すようなリズムにしてあるのもスラム奏法の特徴です。

ドッタンドドタン、これをコードを弾きながら叩くわけです。

また16部の叩くリズムもあります。これから組み合わせて作ることも可能じゃないでしょうか。

戻っちゃいますけど、その人がなんで命名する程の奏法を作ったかを追って欲しい、と言いたいんです。

可能な限りで。

それなりの理由があるんです。そしてそれを知るとまた演奏の幅が広がると思うんです。

もっと探せばあるんです、いいところ。

それを1,2,1,2のリズムで「あぁ、スラム奏法ね」っていうのはもったいなすぎるんです。

ホカホカのごはんをそのまま三角コーナーに捨てるくらいにもったいないです。

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